隣に座っていいですか?
「おじさんとおばさんに言っていいか?俺達の事」

「俺達の事って何よ」
達也の手を軽く叩き、その手を下ろさせた。

「何って結婚の話」

「誰が?」

「俺とお前」

「どうして私の意見を無視して、うちの親に話すのよ」

「そこ忘れてた」
達也は苦笑いを見せ
背筋を伸ばして私の目を見る。

まっすぐ見つめる。

「結婚して下さい」

幼なじみからのプロポーズ。

「他の男に渡したくない」

「誰よ他の男って」

「気付かなくていい」

「ワケわかんない」

頭の中が混乱しそう。

自分で自分の気持ちがわからないのに、急にこんなプロポーズされて、どうしていいのかわからなくなって泣きたい気分。

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