隣に座っていいですか?
そんな空気の中
遠くの景色からバスがやってくる気配
「お帰りだな」
達也は私の頭をポンポンと叩き、コンビニの袋の中からオレンジジュースを取り出し私に持たせる。
「返事は後でいい」
「返事しないかもしれないよ」
「ずっと待ってる」
「来年になるかも」
「ソチオリンピックまで待つ」
大きな声で言い
私の前から爽やかに去って行ってしまった。
私は
その後ろ姿を
ぼーっと見送り
渡されたジュースのキャップを開け、喉にグイグイ流し込む。
オリンピックって
何月だっけ。
ふと思う。