前髪少女の秘密?!
ちょっと落ち込んでいると。
「…総長さ、酔っぱらうといつも日向さん連れて総長室に行くんだよ。総長室は防音かかってるから中の様子分からないんだけど、きっと『ゴンっ!!!』イッテ――――――!!!!」
途中で思いっきり何かの音がしたと思ったら。
「超いい子の空に何ちゅー話をしてんだ、馬鹿奈央」
星さんが奈央さんの頭を殴った音だった…。
「…コホンっ。まぁ、オブラートに言うと、総長と日向は付き合ってるんじゃないか…っていうこと」
へぇ~…そうなんだ。
「すっごいお似合いっすね…」
「だろ?なのになーんも言ってくれねぇの、二人とも」
奈央さんが拗ねた。
「まぁ、二人にもなにか事情があるんじゃないか?」
ものすごく大人っぽい意見をしたのは星さん。
まぁ…一応大人なんだけど。
「星さん……大人だったんですね……」
今知った、と言うように大げさに驚く奈央さん。
「お前今更何言ってんだよ。俺はもう20だっての。成人してんの。酒飲んでもいいの。タバコ吸ってもいいの。お前より5つも上なの!」
……一気に子どもになった。
「えっ?俺より5つ下の間違いじゃなくて?」
「俺は10歳かよ?!その倍だっての!!」
「はははっ!!」
この二人の掛け合いは面白い。
漫才を見ているようなんだよね。
結局、俺はまた今度会えればいいかと思い、10時くらいまで奈央さんと星さんの掛け合いを楽しんでから倉庫を出た。