前髪少女の秘密?!




「おっべんと~♪」


ニコニコしながら教室へ入った。

運んでくれたという藤瀬君はいない。

いつも食堂で食べてるんだっけ。


蘭が前の人の椅子を借りて、私の前に座った。

お弁当を広げると、

おかずの方の真ん中にどーんと!

お兄ちゃん特性ハンバーグ…。


ふと、蘭の視線に気づいた。

「ん?」

「…あのさ、さっきいらないって言ったけど
…、ハンバーグ、くれる?
優成さんのハンバーグ美味しいんだもん」

照れ臭そうに言う蘭。

かーわいー♪

蘭はお兄ちゃんの料理のうまさを知ってる。

うちに泊まりに来たことなんて、

たくさんあるからね~。

「いいよ。その代わり蘭ママの玉子焼きちょうだい?」

「もちろん!どーぞどーぞ」

蘭の弁当に箸を伸ばして、おいしそうな黄色い玉子焼きをとった。

ぱくっ、と口に入れる。

うーん、

「おいし~!」










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