上司と上手につきあう方法【完結】

「とりあえず本とCDは終了ね」



CDラックにアルバムを、そして隣の本棚に最後の一冊を押し込むと、足元で空になった段ボールをつぶす朝陽が私を見上げる。



「読めそうなのあったら持って帰っていいよ」

「――じゃあ、これもらう。ありがとう」

「どういたしまして」



手に取ったのは、プレゼンのノウハウみたいな、そういう系の本だった。

読むかどうかは微妙だけど、ここで持って帰らなければなんだか収まりがつかないような気がして、適当に本を抜き取った結果がそれ。


床に置いていたバッグに直しながら、なんとなく問いかける。


「――朝陽って本当、片づけ苦手なの?」

「ん?」

「キッチンとか、クローゼットとかがきれいなのが不思議だけど……。本棚が苦手なの?」



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