上司と上手につきあう方法【完結】
「俺と平尾さん、実は大学時代所属していたサークルが一緒なんだ」
なのに朝陽ったら、かたくなに他人のフリをしようとするのを、あざ笑うかのようにあっさりと本当のことを口にしてしまった。
「ちょっ……」
朝陽の言葉に全身がザワッと粟立つ。
「えっ、そうなの!?」
驚く紗江子と、朝陽の取り巻きの女の子たち。
これ以上はまずい。なにか余計なことを言われるような気がする!
っていうか、社員旅行で過去付き合ってたなんて知られたら、絶対ネタにされるー!!!!
ああ、やっぱりあの時、尖ったもので刺しとくんだった!
激しく後悔しながら、おしゃべりな朝陽の顔を振り返る。と同時に、馴れ馴れしく、肩を抱かれて引き寄せられてしまった。