上司と上手につきあう方法【完結】

パンが大好きな紗江子は、私を間に挟んで、塩田さんと会話を始める。

そしてしばらくパン談義に話が弾んでいた様子だったけれど、途中で私一人分の距離がもどかしくなったのか、紗江子は立ち上がって、部長の隣の席へと移動してしまった。



私は仕方なく窓際に移動して、ボーッと窓の外を眺めていたのだけれど――

ドスン、と隣に誰かが座る気配に顔を向けると、そこには部長が座っていた。


なんで!!!!


驚いて目を剥く私。



「ぶ、ぶちょ……?」

「――」



部長は私の言葉を受け、無言で、ちらっと通路を挟んだ向こうに視線を向ける。


まさか……

ドキドキしながら部長の体越しに向こうを覗き込むと、いったい何をそんなに話すことがあるのか、紗江子と塩田さんはまだ盛り上がっていた。





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