上司と上手につきあう方法【完結】

バカバカしいかもしれないけれど、彼女の力強い励ましはジーンと胸に響いて、あやうく本気で泣きそうになってしまった。



「ありがとう」



目の端ににじんだ涙を指先で拭って、うなずくと、

「おお、伴ちゃんその通りっ! さあ、行くよ美琴!」

紗江子もそれに乗っかって、勢いよく立ち上り、私の手を引く。



「れっつごー白浜神社っ!」




――――……




白浜神社は、伊豆半島最古の古い歴史がある宮なんだとか。

境内には樹齢約二千年の杉がそびえ、すぐ裏手には白浜の海が広がっている。


下田駅よりバス10分という近さ(ホテルからは歩いていける)と、商売の神様と縁結びの神様が夫婦で祀られているので、いつも観光客でにぎわっている雰囲気だった。



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