上司と上手につきあう方法【完結】

言われてみてみれば、伴ちゃんたちの部署のテーブルの後ろには、朝陽たちが固まっているのが見える。


だけどチェックなんかしてもらわなくてもいいんだけどー!



「いえいえ、遠慮なさらず。それに何をするにも、まず敵を知っておくことは大事ですよ、美琴さん。またあとで来ますっ♪」



どこまで本気なのか、彼女はウフフと笑って、それからいそいそと自分の部署の席へと行ってしまった。



「伴ちゃん……」



はぁ、とため息をつくと、紗江子が「まぁ、あの子の言うことも一理あるわよ」と、もっともらしいことを言いながら、苦笑する。


敵を知るのも大事って……朝陽は近づいたこっちを丸裸にしちゃうタイプなのに。

そんなことを思っても、口にできるはずもなく。



「さ、私たちも席に座りましょ」

「うん……」



紗江子と一緒に、とりあえず企画営業部のみんなが座っている一角へと向かった。


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