上司と上手につきあう方法【完結】

部長に幸せになってほしい。

もう、傷ついてほしくない。


迷う気持ちもわかるけれど、好きな人とまた同じ時間が過ごせるなら、そうするべきだと思うんだ。



「あんなに好きだったんだから、諦めちゃ駄目ですよっ……」



明るく、明るく。負担に思われないように。精一杯笑顔を作る。



「何か月もたって、会いに来てくれるって、チャンスだと思います。だから、だから……」

「――」

「だから……」



じいっとお守りを持ったまま私を見つめる、部長。

その眼差しは、なんだかひどく怒っているように見えて、急に息が出来なくなる。

同時に彼を励ます言葉も引っ込んでしまった。



< 228 / 361 >

この作品をシェア

pagetop