上司と上手につきあう方法【完結】
頭のてっぺんから、雷を落とされたような衝撃が全身を走る。
キ、キス……!
ぱっちりと目は開いたまま、棒のようにピーンと硬直する私。
これは何かの間違いだ、そんなはずはない。
だって私は部長にフラれて、小一時間前には部長が泣くほど好きだった彼女がここにやってきて。
二人はやり直すために、話し合いに出たはずで……
私は……部長の幸せのために、ちゃんと、応援しなきゃって――
かろうじて動いている頭の隅っこで、そう必死に思い込もうとするけれど、部長は私の頬に手を置き、何度も、離れてはまた口づけて、息も出来ないくらい激しいキスを繰り返す。
そうやって部長にされるがまま、どこかせっぱつまったようなキスを受けていると、私の体はジワジワと、蕩けるような快感を感じ、震えはじめていた。
部長、ただの堅物朴念仁だと思っていたら、キスが……驚くほど、上手だ。