上司と上手につきあう方法【完結】

強すぎる快感は、痛みに近い。

このままでは死んでしまうと泣いたところで、ようやく部長は私の中に正面からぶつかるように入ってきた。


悲鳴を上げ続け、そして同時にそれを我慢し続けた私の喉は、かすれてもう声も出せなかった。


入れられただけでイッたのは初めてで、だけどそれでも、彼はまだ、自分の快楽よりも、私を優先させようとする。


最初は少し怖いと思っていたけど、死ぬほど疲れてきて、それからだんだん、不思議になってきた。


どうしてそんなに、一生懸命なの……
なんでそんな、命を削るような愛し方をするの……


ぼーっとする頭で、未だに私のいいところを探ろうとする部長の腕を、もういい、十分だと、ギブアップのつもりで、ぺちぺちと叩いて、首を振る。



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