上司と上手につきあう方法【完結】
「――は?」
耳を疑った。
今、なんて?
オレトイッショニジッカ?
どうして私が部長のご実家に同行するんですか?
もしかして仕事辞めるの反対されてるとか?
で、部下として部長の仕事ぶりをご両親に説明せよ、とか?
仕事をスムーズに辞められるよう口裏をあわせろとか、そういうこと?
うすらぼんやりとする頭で、部長を見つめると。
彼はほんの少し切れ長の目を細めるようにして微笑み返し、まるで子供に言い聞かせるように口を開いた。
「あれこれ口で説明するよりも、見てもらったほうがわかると思う」
「はぁ……で、部長の、ご実家……?」
「ああ。俺の婚約者として、一緒に行ってほしい」
すみません、何言ってるのかよくわかりません。