上司と上手につきあう方法【完結】
「っ……」
全身に電流が流れる。
顔を上げると、腕を組んだままの部長が半身を傾けるようにして顔を近づけていて
「俺にもそれ、一つ貰えるか」
ごく自然な様子で、私が持っているキャンディに視線を落とした。
「あ、はいっ、どう、ひっ、うげっ……!」
慌てた瞬間、キャンディが喉につまって、目が白黒する。
慌ててせき込むと、余計喉の奥が閉まって、息が出来なくなった。
「美琴!?」
胸をバシバシ叩きながらせき込む私を見て、部長が驚いたように一瞬腰をあげ、それから私の背中を大きな手のひらでバシッと叩く。
その瞬間、ころりと喉からキャンディが出て、舌の上に戻って来た。
「げほっ……す、す、すみませんっ……」
「ちょうど着いた。降りよう」