上司と上手につきあう方法【完結】
「――ちなみにほかに……おかしなことを口走ったりしてなかったか」
と、口にする。
「――え?」
来た。だけど言えないよね。
どうもフラれたっぽい彼女のこと、聞いただなんて。
内心ギクリとしたけれど、私は俯き首を横に振った。
「――平尾」
けれど部長は暗い表情のまま、私との距離を詰める。
「正直に言え」
「っ……」
ヤバい。どうしよう!?
さすがにまずい気がする。
「えっと……」