上司と上手につきあう方法【完結】

ああ、終わった終わった……。

こんな苦痛なランチをよくぞ我慢した、私!


自分の理性を褒め称えながら、オフィスへと戻る道すがら、自分の前を伴ちゃんと並んで歩く朝陽の背中を見つめる。


深い濃紺のスーツ姿の朝陽は、ビジネスマンだらけのこの時間でも、特別華やいで見える。


そう、朝陽はそういう男なのだ。

もちろん外見が男前なのもあるけれど、それ以上に雰囲気が明るくて、ニコニコしていて。

名前の通り、いつも周囲を太陽のように光を照らす、そんな存在だった。

どっちかっていうと地味系の私が、彼に一目ぼれをして、猛烈アタックをして少なからず付き合えたのは、奇跡のようなものだったのだ。


――って。

私ったら、なに、感傷じみた感情いだいちゃってるわけ?



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