上司と上手につきあう方法【完結】
結局、徹底的に朝陽に拒絶され、さらに数か月後、彼に新しい彼女が出来たと人づてに聞いて――
私はもう二度と彼の人生によりそうことは出来ないのだと、思い知らされた。
それからの私は、自暴自棄だった。八キロもやせて、栄養失調になりかけた。単位もたくさん落として本当に大変だった。
支えてくれる友達がいなかったから、私は大学を辞めていたかもしれない。
そのことを悲劇のヒロインぶって、今さらこいつに説明するつもりはないけれど、関わり合いを持ちたくないことだけははっきりさせない。
「――今さらいい思い出風に朝陽に懐かしがられるのなんて、ごめんなの」
ぎゅっと唇を引き結んで、朝陽を見上げる。
「私のこと、元カノだなんて思わないで」
「美琴……」
「全部、忘れて。なかったことにして」