政略結婚~天使に導かれて~
「愛、少し休んでな!俺が、光太、迎えに行って来るから。」

「えっ、でも・・・・・」

「良いんだよ。休んでな! ついでに話をしてくるから・・・
 待っていて・・・・」

愛に、軽くキスを落すと、悠太は着替えて、愛に簡単な朝食を用意して
から、本宅へ向かった。

悠太は、長年思い続けた愛が、やっと手に入った喜びを噛みしめながら
軽快に車のハンドルを握った。

今思えば、悠太は、アメリカで愛に出会った時、既に愛に恋をしていたのだ。

今まで、自分は、本当の恋愛をしてこなかった。

告白されれば、自分のタイプであれば付き合い、しかし相手がいろんな事を
要求してくると、すぐに別れる、という事の繰り返しをしてきた。

それを近くで見てきた、椿は、悠太の側にいたいがゆえに、友達として
接してきた。

それは悠太も同じで、椿とは気が合うので、友人として接してきたが
異性としては、見ることが出来なかった。

椿の気持ちは、解っているが、自分は椿を恋愛対象として見ることが
なかったので、あえて椿に告白させないように接してきた。

悠太は、愛に会った時から、きっと愛に恋をしていたのだろう。

帰国後、愛が颯太の妻になっていたことには、正直、かなり落ち込んだ。

運命の再会が・・・・兄の嫁さんになっていたなんて・・・・ドラマの
ような再会だった・・・。

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