【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
電話を鳴らしてみるけど、一向に出ない


諦めかけた時、お手洗いと非常階段の隙間に車椅子が見えた


「花歩!!」


俺は必死に花歩の名前を呼んだ


走ったから息切れしてる


「やっと見つけた…」


見つけ出した安心感から花歩を前から優しく包み込んだ


「お願いだから急に姿を消すな。心配するから」


「奏哉…。お前もいきなり走るなよ」


聖悟も追っかけて来てくれたみたいだ


「ごめん。」


いきなりでびっくりさせたよな


だから、謝った


「話があるし花歩ちゃん借りるね。奏哉は麻依が呼んでる」


麻依からの呼び出しは行かないと怒られるな


聖悟の顔を見ると深刻な話の予感


だから此処は身を引いて麻依のところへ行くべきだ


俺は花歩の頭を撫でてから麻依のところへ向かった
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