生まれ変わる光
僕はホタルを見たとき、すごく君に似ていると思った。
短い生涯の中で、たった一つの目的のために生きて輝き続ける。
その姿はまるで、ホタルのようだった。
だから僕は君に、「一瞬の光」の話をした。
どうか君が、これからもずっと、一瞬の光のように輝きながら生きていられるように。
この世界に居たことを誇りに思いながら、どうか生きてほしい。
そんな僕の勝手な願いを込めて、君に話をしたんだ――……。
切実な願いを星に託すように、夜空を見上げた。
星空は相変わらず、澄んだ空気の中で輝きを保っていた。
「わたし、次は一瞬の光じゃなくて、あの星のように輝き続けていたい」
いつの間にか、彼女も星空を眺めていた。
そんなことより僕は、彼女の意味深な言葉が気になっていた。
胸の奥が締め付けられたように、急に苦しくなる。
心地の悪い、嫌な予感が僕の思考を支配する。
きっとそれは僕がもっともよくわかっていたことで、もっとも訪れてほしくないと願った未来を予兆していた。