カローナ姫の黒猫
シルヴィのその姿にカローナは、目を見開いた。
いつも、偉そうなシルヴィが自分よりもかなり年下のルイに土下座するなんて…。
それほど、オルテカ国第一王子の称号が恐ろしいのだろう。
そう思うと、彼女自身もゴクリと息を呑む。
…私、さっき失礼な態度とってなかったかしら。
二人とのやり取りを思い出し、1人慌てていると。
「いえ、シルヴィ殿。私共は全く気にしていませんから、顔をあげてください」
ルイは、ニコリと笑みを浮かべシルヴィを見つめる。