最後の血肉晩餐
「こんにちわ~ぁ私、今寂しくてぇ初めてかけてみたんです。少しお話しても大丈夫ですか?」


「はい! もちろんですよ! 僕も今日が初めてで、親友が寂しがっている僕に勧めてくれたんです!」


「いいお友達をお持ちなんですね~羨ましいです。私なんて普段相談する人もいなくって。うっぷんも溜まっていて思い切ってかけちゃったんです」


俺の想像。


二十代後半。落ち着いた声の持ち主。俺はきゃぴきゃぴしてる声より、落ち着いた声のほうが好きだ。


一発目で当たりか? 思わず顔がにやけた。


いきなり電話番号や、アドレス、会う約束なんかはだめだったんだよな?
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