最後の血肉晩餐
 何を話そう? いざとなると何をどうすればいいのか戸惑うな?


頭で妄想が駆け巡ってる間、彼女のほうが話かけてくる。


「彼女とかって……いないって事ですよね? 何歳くらいなんですか? ごめんなさい。気になっちゃって」


最初は探りからだよな。


「僕は27歳だよ~。彼女は半年前に別れたんだ。もちろん今も一人で寂しくしてるんですよぉ~しかも一人暮らしだしぃ」


自分でも気持ち悪くなるくらいの、甘ったるい口調で言ってみた。


一人暮らしと付けたしたのは、貴方の家に行きたいなぁと思わせ、結びつける俺なりのテクニックでもあった。
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