最後の血肉晩餐
 病院に着くと、まだ死亡時間まで多少あるらしく、不謹慎にも、患者の部屋の扉前の椅子に座っていた。


死を待つ、死神のように。


患者の死を待ちながら暇潰しのように、彼女のことばかりを考えていた。


どういうふうに、あの続きに持っていくか? 交わりの妄想だった。


あの時のことを想像すると、下半身が反応してしまう。いかんと思った俺は、充先輩がずっと帰って来ないことにふと気がついた。


まだ時間かかりそうだから、外にでも行ったのかな?


「俺もコーヒー買いに行こう」


死神は一先ず、席を立った。
< 200 / 672 >

この作品をシェア

pagetop