最後の血肉晩餐
 田中先輩は俺の横で怒りに奮えているのがわかった。


充先輩は相変わらず、愛しそうに遺影を見つめていた。


ヤンキーは下を向き、涙を永遠と流していた。あの涙はどんな涙なんだろうか?


浮気を気づかなかった、間抜けな自分への涙だろうか?


遺族や両親は娘にそういった節があるのは、わかっていたんだろうか?


なにも起こってないかのように、まるで他人かのように、しらっとしていた。
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