最後の血肉晩餐
「遺族の方に聞いてきたらOKを頂いたのでそうします。

遺族の人達は彼女には興味がないようですね……彼氏も、とっとと別れ、引越しの準備をするそうです。

希薄な関係のようなので、俺が最後まで見送りますね」


遺族の元から帰ってきた充先輩がそう言った。


「ありがとう充、頼むよ」


社長は良い社員を持ったという、誇らしげな顔で充を見つめていた。


充先輩の司会、閉式の辞が始まった。あとは通夜ぶるまいだけなので、俺は帰宅することにした。


充を憔悴しきった目で見つめる社長に挨拶をした。


「体調が優れないので、お先に失礼します」


「ああ、お疲れ! あとは充がやってくれるから大丈夫だ」


「はい、申し訳ないですが宜しくお願いします」


素早くこの場を立ち去った。
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