最後の血肉晩餐
 冷蔵庫からビールを取り、パソコンの前に座った。暫く見てなかったMIMIにアクセスした。


「ん?」


――新着メール一件あります。


メールが届いている。クリックしてみた。拒絶された恵美からだった。


――さっきはごめん。凄いやきもちやきで、男の人のメールや電話だけでも怒ったりするの。突然帰ってきてしまって、急に切られちゃった。ごめんなさい。また連絡します。


は? なんだよそれ? 幸せだったんじゃないのかよ! 俺はお前をそんなふうにする為に、別れたんじゃないのに。


――急に会社が一週間休みになったから、南の所へ一緒に顔出しに行ってもいいぞ。ただ俺の場合、外で待ってるだけだ。中には入れてくれないと思うからな。


そう返信した。


お前は結婚したかったんじゃなかったのかよ。そんな相手といたら、また無駄に歳を食うじゃないか。言ってることがおかしいぞ。


全身に渦巻いた、後悔の念にのまれそうなった。
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