最後の血肉晩餐
 ――カラカラカラ……また扉が開く。


「いらっしゃ~い! 何名様ですか?」


もえが背広のサラリーマン達を出迎える。もえ目当ての常連客だった。


「もえちゃん今日も来ちゃったよ~! ファン8人で!」


油ギッシュな40代。一番上司だと思われる男が言った。


「可愛いもえちゃんは俺のものだ~!」


「俺が一番だろ? もえちゃん?」


仕事帰りの疲れきったサラリーマンとは思えないほどの元気の良さだった。
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