最後の血肉晩餐
 三人は大声で返事をした。息が合っている三人が羨ましい。


「さぁ~て、表のノレンを降ろして看板の明かり消しますね」


「おう! それが終わったら今日はもういいから。

信吾も片付けは俺がやっておくから、たまには早く帰りな。お疲れさん」


「じゃあ、お言葉に甘えて……」


信吾は芸能レポーターのようにイヤラシイ表情でにやけていた。もえは何も言えず、嫉妬の目をまたこちらに向けた。


「いつもゆっくりお話してから、一緒に帰るじゃないですかぁ」


もえはチラッとまた私を見た。
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