最後の血肉晩餐
「もっともっと会えなくなるって……将来どうしたいの? いつも自分のことばかりじゃない。私は? 寂しいって言ってるじゃない」
ワイングラスをテーブルに置いて、中身を眺めた。照明に当たらなくなったワインは私のどす黒い感情のようだった。
「二人の将来の為に、がんばってるんじゃないか。なにが不満なの?」
二人の将来のため? そんな約束されていないもの……人の気持ちなんて、いつ変わるかわからないもの。
だから今が大事なのに……今でさえ、こんな状態なのに、将来なにを大切に出来るの?
「誕生日さえもおざなりで、このまま歳を取っていくのかな? 私は」
貴方の誕生日には、いつも手料理と凝ったケーキを用意していた。でもそれは気持ちだから言わない。
ワイングラスをテーブルに置いて、中身を眺めた。照明に当たらなくなったワインは私のどす黒い感情のようだった。
「二人の将来の為に、がんばってるんじゃないか。なにが不満なの?」
二人の将来のため? そんな約束されていないもの……人の気持ちなんて、いつ変わるかわからないもの。
だから今が大事なのに……今でさえ、こんな状態なのに、将来なにを大切に出来るの?
「誕生日さえもおざなりで、このまま歳を取っていくのかな? 私は」
貴方の誕生日には、いつも手料理と凝ったケーキを用意していた。でもそれは気持ちだから言わない。