最後の血肉晩餐
「お前、信吾と何をコソコソと仲良さそうに、耳元で話していたんだ?」


え? 顔を見上げて驚いた。何気ない、なんでもない会話をしていただけなのに。


「世間話だよ。いつもと同じだよ?」


「いや、今日はおかしかった。随分親しげだった。もう浮気の準備か?」


冷酷な目でまだ見下ろしている。


「浮気って、いつも一緒に居るし、そんな暇ないじゃない……」


意味がわからなくなって、しどろもどろになった。
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