最後の血肉晩餐
「ちょっと飲みすぎちゃったみたい……トイレに行ってくるね!」


白い湯気でモワモワしているカウンター前を通り、座敷の近くのトイレに向かった。


トイレは個室三つと狭いものだった。私は用を足し、手を洗った。


短パンのジーンズからハンカチを取り出し、手を拭いていると外が騒がしかった。


さっきの大学生達の誰かが、酔っ払いすぎて吐いているようだった。大丈夫かという何人かの声が聞こえる。


女子トイレから出ると、扉が開いてる男子トイレの隙間にチラッと視線を投げた。
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