最後の血肉晩餐
 やはり吐いた後の、ゴホッゴホッと咳き込んでる声と背中のさする音、水を汲んでる音なんかが聞こえてきた。


中は三人、外の廊下側には若い男の子が心配そうに、立ち尽くして見ていた。


トイレの中から大丈夫かの声が連発で聞こえてくる。あまり見ないようにして、通り過ぎようとした。


その瞬間、足が立ち止まった。


腕を思いっきり引っ張られ、無理やり足が止められたのだ。


「!?」


驚いて振り返ってみると、外にいた男の子が私の腕を掴んでいる。
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