最後の血肉晩餐
「落ち着いて……俺も犯人を許さないから」


桃の肩をポンポンッと叩き、涙が止まるのを手伝った。


――!!!!


俺の横をシスターが素通りした。あまりにも葬儀では目立ちすぎる、黒の修道服。


ぱっと横切っただけなので、ベールで顔が見えなかった。とっさにあのシスターじゃないかとなぜか予想をした。


「桃。焼香をすませておいで。

俺、ちょっと気になることがあるから、また後でな」


「うん、お水ありがとう。行ってくる……」


桃から離れ、急いで後ろからシスターを追った。
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