最後の血肉晩餐
「シスターりおのほうが愛を学んでいるんでしょ? 俺に聞いても仕方が無いですよ」


ステーキをナイフとフォークで切り刻み、口に入れた。肉汁の甘みが程よく、口いっぱいに柔らかく広がった。


「美味しい!! 凄く美味しいですね!!」


「私も病み付きで取り寄せしているお肉なんですの。

良かったらまだまだありますので、お食べになって」


シスターりおは、がっつく俺をじっと微笑み、見つめている。テーブルの上にある蝋燭が口の隙間から見える牙を照らしていた。
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