最後の血肉晩餐
少しだけ興味を持ち、耳を傾けた。


「虐待って? なんで?」


フォークを口に入れたまま、話をした。


「醜かったからでしょう……友人と言われる人も一人もいませんでした。

そのうち外で御飯を探しに行っているのがばれてしまい、鞭や、タバコの火で肌を焼かれ、家の中に閉じ込められました。

窓もなにもない、暗い部屋で、昼か夜かもわからず、考える事は食べ物の事ばかりになっていました」


俺は1ミリだけ気の毒だなっと思った。続いてコンソメスープに手が伸びていた。
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