最後の血肉晩餐
 手に取った封筒の封をビリッと破き、中の手紙を読んで見た。


――携帯が繋がらなくなりましたわ……メールも……どうしましょう?

愛を伝える方法は、もうこれしかないのです。

早く一緒に住みましょう? 激しい愛のムチを下さい。


ワナワナと体が震えた。やはり正体はあいつだ。あいつのきつい口臭の臭いが部屋まで香ってくるようだ。


また玄関でガタガタと郵便受けが開いたり閉じたりし、手紙が投げ込まれている。


頭にきて、玄関の扉を中から一発ダンッっと蹴り飛ばした。


「変な手紙いれんな! 死んどけ!」
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