最後の血肉晩餐
木で作られた扉の開け閉めがスムーズにいかないボロボロの下駄箱から、ほこりが被った消臭スプレーを取り出し、チェーンを外して外に出た。


「くそ! くそ! くそ!」


プシュ――!!!! 白い煙がもくもくと勢い良く出る。辺りに漂う生臭い悪臭を消したかった。


「はぁ……はぁ……はぁ……」


息遣いが荒くなった俺の視野に、いつもと違う扉が眼に飛びこんできた。
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