最後の血肉晩餐
 教会よりも坊さんを信じると固く神に誓った。愛の言葉よりもお経を聞いていたほうが、俺には数倍あっていると確信した。


「告解したようなものだろうが! 人の話を聞く商売しているのなら、良く聞け! ぼんくら!」


携帯のボタンを押し、会話をストップさせた。


なんで被害者なのに、ますます嫌な気持ちにさせられるんだろうか?


シスターの言っている事が全部本物で、ちっぽけな人間の言う事はみんな偽物になるとでも言うのか?


お前らこそ、偽善で傲慢だ。


ふぅ……っと思いっきり、溜め息がでた。溜め息を一つつくと不幸になるって良く言われたっけ……。


これ以上の不幸まだあるのか? 
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