最後の血肉晩餐
「ええ? 友介にストーカー? あははっおかしい~!」


暗い空気が一変した。前の恵美に戻って少し安心した。


「笑うなよぉ~! すげー困ってんだぜ? 一時間後に待ち合わせな!」


「だって、そんなにもてたっけ? あははっ。着いたらメールして」


「了解! 急いで支度する。じゃあまた後で」


電話を静かに切り、ガタがきている押入れに向かい、水色の大き目のリュックを取り出した。別荘に行く時はこのリュックで必ず行ったもんだ。


久しぶりに見たリュックは、少し傷んでいて、俺の思い出のようだった。


五日分くらいの洋服でいいのかな? パンツも多めに……シャンプーやリンスは――恵美のことだ。用意しているだろう。


だんだん気分がわくわくしてきた。
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