最後の血肉晩餐
 サングリアとはワインにフルーツを沢山漬け込んだ、甘みのあるワインの事だ。


「ほどよい渋さで本当に美味しい。だけどこれ……どっかで飲んだ覚えがあるんだよな……?」


テーブルの上にはチーズの盛り合わせなんかも置かれていた。


チーズをつまみ、ワインを飲み、微かに香るお肉の匂いを心待ちにし、50インチのテレビの電源を入れた。


大画面の迫力とほろ酔い気分に、天国にいるのかと思うほどだった。


「羨ましい~! 幸せすぎるだろ、このテレビ! 最高! こんな家に住みたいわ!」


初体験の大型テレビに思わず大きな声で口に出していた。


「じゃあ、ここに住む?」
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