最後の血肉晩餐
「このお肉めちゃくちゃ美味しいな! 腕は関係ないだろ? ステーキだったら」


「なによそれ~これは私のテクニックが入っているお肉なのよ?」


次々と肉を切り、口に放り込む。美味しすぎる……ワインもゴクリと何度も口につけ、肉の味がより引き立った。


「そのコンソメスープも飲んでみてよ」


「冷めないうちにな!」


スプーンに手に取り、輝いている金色のスープを口に運ぶ。濃厚なスープ。良いダシが出ている。


「凄く美味しいよ!」


――しかし……どこかで飲んだ気がする。決してこんなに美味しいものは、何度も飲むような機会はなかったはずだが……?
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