最後の血肉晩餐
「誰がそんなことを言っていたの?」


MIMIで知り合った女、シスターとも正直に答えることも出来ず、嘘をついた。


「女友達から聞いた。後、桃からも。もしかしたら賢二は浮気していたのかも知れないと聞いたからさ」


「そんな話を聞きたいの?」


ワインのボトルがもう少しで空きそうだった。二人とも飲むペースが早くなった。


「気になるじゃないか……やっぱり、終わったとはいえさぁ……思い切って訊ねたわけ」



「そう。終わったからこそ、言える。ということでもあるかもね」
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