最後の血肉晩餐
 その受け答えで悟った。間違いなく浮気してたな?


認めたくなかったけどそうだったのか。


「賢二と浮気……というか貴方がいつも仕事が忙しくて、会えない時に相談にのってくれたのが彼よ」

 
「相談? 何を相談する事があるんだ? 真面目に働いてるだけじゃないか! こっちは」


「相談でもやきもちを妬くの? そうね、お察し通り貴方の代わりにしてたのかもしれない……というかしてたわ。いやね~とっくに終わった話なのに――残りのワインも飲んで」


俺はグラスを差し出し、そこは順応だったが、心はそうはいかない。


「どういうことだ!」


「簡単な事よ! 貴方の代わり! そのままの意味よ! 彼氏の役割をしてくれたわ! 寂しい私の相談ものってくれて! 一人ぼっちな私とデートも付き合ってくれて……貴方が好きだからこそよ!

貴方の親友の賢二に相談をした。

だって、貴方のことを一番わかる相手よ? 一番相談しやすいの。わかる?」
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