最後の血肉晩餐
 ペットボトルをバリバリ、グシャッと片手で握りつぶし、ガツッと壁に投げつけられた。


「はあ、相談? 何度馬鹿にすれば気が済むの?

振られた私は貴方を忘れる為に必死だったのに、そんな私がのうのうと相談出きる筈がないでしょう?

結局、過去に囚われた私は忘れることが出来なかったけどね……だからいっそうのことそんなくだらない努力は、もう止めたの。

分かった?」


折角飲めそうだった水が流れ、勿体無い事をしたと自分を責めた。床に転がった壊れたペットボトルを何度も何度も片足で踏み付け、俺を睨みつけている。


「でも良い所もちょっぴり合ったわ。ほんの少しだけど。料理の腕がアップしたことね。

そして普段病院で手術を見ている私。完璧よ?」
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