最後の血肉晩餐
「残り一人は嫉妬の罪人。

あの女、元彼女と告げてやったら、今まで仲良すぎるほどの親友だったのに、恨みがかった嫉妬の眼で私を見るようになったわ。

もしくはあれは挑戦状を叩きつけるような表情だったのかも知れない。ただ、殺気立っていたのは間違いないわ……。

それは私も一緒。南が憎くてたまらなかった。貴方達が最後に会うと聞いた日、気がきじゃなかった。

南は私に勝ち誇ったように、困っていると装って会いに行くと言った。話次第では、よりを戻す……そういった意味合いだった」


「嘘だ! 南はそんな仕草なんて見せなかったぞ!」


切なそうな眼で見るな。鬼なのか? 人間なのか?
< 579 / 672 >

この作品をシェア

pagetop