最後の血肉晩餐
「殺人罪でないとしても、捕まるのは間違いない。捕まりたい?

今までの仕事や独立の夢なんて全部パーよ! 消えるのよ。この世から! あははははっ!!!!

プライドの高い貴方は我慢できるのかしら? 私とこれからの人生、一緒に過ごしたほうが、なにもかも上手く行くわよ。

あの小料理屋も亮の変わりに売ったし、お金もあるわ。お金好きでしょう?」


この俺が警察に捕まる? 冗談じゃない! 今までの苦労が水の泡だ。独立の為に夜遅くまで働き、遺体を何体も見つめ、そのたびに感情を押し殺し、悪臭にも耐え、頑張ってきたのに全部パーだと?


――フザケルナ。


狂気の闇が心の中を冷たくぶわっと、吹きぬけた。


――コロス。
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