最後の血肉晩餐
「なぜ好きじゃないと言い切れるんだ? こいつなんだぞ!

俺をずっと着けまわして、ストーカーをしていたのは!」


「何を言っているの? そんなはずはないわ! シスターは私の告解を聞いてくださっていたのよ?

どれだけ救われた事か……勿論、相談内容は貴方の話よ?

シスターがそんな馬鹿なことをするはずがないじゃない!」


「あら、やっぱりこのお肉最高ね」


シスターは二人の会話にはまるで興味を示さず、俺の目の前にある血の滴るステーキを、細かい歯先で夢中で噛み砕いている。
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