最後の血肉晩餐
「恵美さんは私の大切なシェフなの。平たく言えば食事係。家政婦ね。だって、あんなに上手にお肉を捌ける人を見たことあるぅ? 取りあえず浴室のほうが、解体しやすいでしょう? 逆さづりにして、血も採取するって言っていましたし。

これで……洗脳し終わったら、少しだけ自由にしてあげるわ?」


裾からまたスタンガンを取り出し、バチッバチッとスイッチを入れた。


「恵美さんは人殺しよ? いくら私に言われたからってねぇ……。その罪の重さを自覚してもらわなくっちゃ。この道具で洗脳してあげるわぁ。簡単よぉぉ。本当に貴方のことが好きで仕方なかったのね。可愛い女よねぇ」


「じゃあ、恵美がいればいいだろう? 鎖を外してくれよ? 解放してくれよ!!!!」


「あら? こんなに愛してくれる女を見捨てて、逃げるきぃ? 駄目に決まってるじゃなーい!

恵美さんより愛している私がココには、いるんだからぁ。
 
私ってイイ女でしょぉ?自ら手を下さず、恵美さんが邪魔な女達を排除してくれた。かしこいわぁーあたし。惚れ惚れしちゃうでしょう? 友介さん、貴方は私にとっての神。イエス・キリストよぉ? 愛してるわぁ!」



「……そんなにも俺を愛してるのならば、鎖を解いてくれ……抱いてやるよ」
< 605 / 672 >

この作品をシェア

pagetop