最後の血肉晩餐
「……いいえ、私分かったの。肉欲より……肉食なのよ!!!! 天が私を呼んでいる!」 


――がああぁぁぁ!!!!


大きく開かれた口が迫る。小さい歯から、大きい牙まで……牙!?


不揃いな歯先が首筋に一本、一本、注射器を連続で刺されたみたいに、ぶちゅりと脈に深く、ゴミ臭い、はぁはぁとした熱い吐息と共に混じり、喰い込んでくる。


ブシューっと勢いよく飛び出した鮮血は、シスターの顔面に、シャワーのように降り注ぐ。


細かい牙がもっともっと食い込んでくる。動脈が切れる。骨まで――このまま届いてしまうんだろうか?
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